濃厚アイスで脳内トリップ!ローマに本店のある『FLOR』が大阪のリトルイタリーに!?

★☆いちご大福ごま

大阪のリトルイタリー?大阪にそんなオシャレな場所があったのか?とお思いのみなさん、こんにちは。そして、海外旅行に行けないここ数年、料理やおやつで旅への炎を絶やさずに守ってきた人も多いのでは?筆者もその1人。そんなみなさんに、とっておきのジェラートショップを紹介します。日本に住むイタリア人を魅了しているイタリアンジェラートショップ『FLOR GELATO ITALIANO OSAKA』(フロア ジェラートイタリアーノオオサカ)です。

大阪のリトルイタリーとは?

店舗がある京町堀周辺は、イタリア食材を扱う店やカフェ、ピザショップなどが集まるエリア。イタリア好きやワイン通がいつからか「リトルイタリー」と呼ぶようになったそう。靱(うつぼ)公園という都会のオアシス、緑いっぱいの大きな公園のすぐ側なのもポイントで、散歩のついでに立ち寄ったり、公園でアイスを食べたりもできるのです。

そんな場所にあるのが『FLOR GELATO ITALIANO OSAKA』。2011年にローマで生まれ、世界各地で展開しているジェラートショップの日本1号店です。オーナーの森 義直さんは、このジェラートを食べた時「味の濃厚さにびっくりした」と言います。最初に「FLOR」と出会ったのは自身が勤めていた複合施設でのこと。ここで担当したのがこのジェラートブランドでした。しかし、時はコロナ禍に突入。撤退が決まったけれど、この味にほれ込んでしまった森さんは、会社から独立。自身で運営していくことを決めて、2021年4月22日、この場所へ出店となりました。

★☆ケース内IMG_2089

ジェラートは、すべて店のキッチンで手作りされています。ローマの本店が独自で開発・厳選した素材を使い、本店のレシピで作るもののほか、日本の食材で作る季節限定、オリジナルフレーバーなど常時15種類がズラリ。「新しい味を作る時は、動画も活用し、素材を合わせるタイミングなどを本店と確認しながら行っています」と森さん。だから日本限定も本店のお墨付きというわけなのです。

それでは、おすすめフレーバーをいくつか紹介しましょう。

特濃!絶品!記憶に残る「ピスタチオ」「ダークチョコレート」

★☆ピスタチオ ダークチョコ

最初に推したいのは、看板商品である「ピスタチオ」です。ねっとりと濃厚で風味もリッチ。口にふくむとナッツの香りがあふれ出し、鼻孔を抜けていきます! 本店と同じ、シチリアのピスタチオを何度もすり潰して作った香り豊かなペーストが、ピスタチオのおいしさを存分に表現しています。

また、水とイタリアメイドのチョコレート粉末だけで仕上げているのが「ダークチョコレート」。どっしりとしたコクと苦み、甘さのバランスが絶妙です。力強いチョコ感に圧倒され、まるで特別なひんやりスイーツを食べているような感覚。これを目当てに遠方から通うスイーツ好きも多いとか。ダークチョコは、食わず嫌いな人が多いかもしれませんが、まずは食べてみてほしい。印象が変わると思いますよ。

こちらの2品はスペシャルフレーバーなので各プラス100円(税込)となります。

青いジェラート、その秘密はヘルシー素材!大阪産の新鮮フルーツもたっぷり使用

★☆3種

本店のレシピで作られているフレーバーのほか、日本限定も注目です。例えばイタリア語で海を意味する定番の「マーレ」(写真右)。ギリシャヨーグルトに、天然の藻から抽出したスーパーフード「スピルリナ」を合わせた青い色のジェラートです。まるでレアチーズケーキを食べているかと思うほどなめらかな舌ざわりにびっくり! これもファンの多いフレーバーです。

また、セルビアのラズベリー果汁を使った強い酸味の「ラズベリー」(写真左)や大阪・吹田市で栽培されたキウイが満喫できる「キウイ」(冬限定・写真奥)といったフルーティーなフレーバーもそろっています。

大福だってジェラートに!?和素材使いのフレーバー

★☆いちご大福ごま

日本限定フレーバーの中には、和スイーツや和素材をつかった限定商品が登場します。例えば「いちご大福」(写真右)。イチゴピューレを入れたミルクジェラートに、カットした求肥と粒あんが合わせてあります。もちっとした歯応えが楽しく、粒あんの甘味もしっかり感じられるおいしさです。

「黒胡麻豆腐」(写真左)も美味! 黒胡麻ジェラートのなかに、明治24(1891)年創業の老舗豆腐店の豆乳をとろりと混ぜ込んでいます。ゴマの香ばしさのなかに、豆乳のあっさりとした味わいが顔をのぞかせる贅沢さ!

どちらも冬限定ですが、こんな食べ応え満点の和スイーツ系も並んでいるのでぜひチェックを。

★☆ゴルゴンゾーラはちみつがけアップ

ところで。イタリアと言えばチーズ!というわけで、チーズ好きならリピート間違いなしなのが「ゴルゴンゾーラ」です。ひと口目から心を奪われる、こっくりと濃いチーズの旨味とまろやかな青カビの香り! チーズが苦手な人は、ハチミツ(プラス50円)をトッピングしてみて。甘いとろみが青カビの風味をおさえて、甘じょっぱい濃厚チーズ味に変化しますよ。

イタリアのワイナリー公認。大人のワインジェラートも!

★☆ボトルとアイスラベル

最近は「夜アイス」にも注目が集まり、ちょっと特別なアイスを食べたい人も増えています。そんなみなさんにおすすめしたいのが「アルコールジェラート」です。イタリアのワイナリーで作られた赤・白ワインやスパークリングワインをジェラートに仕上げてあります。モンテプルチアーノ、プロセッコなど、ワイン好きならおなじみの味がひんやりデザートに大変身。ワイナリー公認のジェラートなので、カップにもしっかり社名が。こちらはお持ち帰り専用ですが、お店で食べることも可能です。各プラス100円

森さんは言います。「イタリア人は、朝はエスプレッソと一緒に、昼間はランチやおやつ、夜はディナーのあとなど、ジェラートをたくさん食べています。しかも、いろいろな店があって個性もざまざま。そんなイタリアの文化をこの店で感じてほしいですね。ブリオッシュにジェラートをサンドしたブリオッシュ コン デザート400円も用意していますよ」。

★☆外観

店の場所は、大阪メトロの四つ橋線「本町」駅から徒歩8分、中央線「阿波座」駅から徒歩10分。テラス席にはワンちゃんと一緒に座ることができるので、ペット連れのお客さんがジェラートを楽しむ姿も。

★☆外観2

入口には、アイス形のフォトスポットあり。かわいい写真も撮れますよ。

★☆カウンター

★☆内観1

大理石のカウンターとテラコッタの床。イタリアンテイストたっぷりな店内は、イタリア人建築士が手掛けたもの。窓辺にはソファー席もありモダンな空間でジェラートが味わえます。

より高品質な素材を使用したスペシャルフレーバーはプラス価格となりますが、カップ1種500円、2種650円、3種750円が基本です。プラス50円でワッフルコーンに変更もOK。エスプレッソやカフェラテなどのあたたかいドリンクもあるので一緒にどうぞ。

2023年2月22日(水)までは、冬でもジェラートをたくさん食べるイタリア人の習慣を日本でも広めたいという思いから、冬限定の食べ放題「ジェラほうだい」(60分・500円以下のドリンク1杯付き・LO20:00、一般2000円、小学生未満500円・各税込)も実施中です。

毎月新作が登場するので、行くたびに新鮮さが感じられるひんやりスポット。イタリア気分でジェラートをほおばりませんか?

店舗情報

店舗名
FLOR GELATO ITALIANO OSAKA(フロア ジェラートイタリアーノオオサカ)
住所 大阪府大阪市西区京町堀2-6-29(靭テニスセンター北出口)
営業時間 11:00~21:00
定休日:月曜日、12~2月は月曜日&火曜日、GWと7・8月は無休
URL https://florjapan.com/

投稿者プロフィール

田村 のりこ
田村 のりこライター
1日1アイスがモットーのアイス好き。旅行会社のグループ企業でPR誌の制作やコピーライティングを担当、その後フリーライターに。主に、グルメ、旅、映画やおもしろ街ネタの記事を書いています。長年参加してきたおでかけ情報雑誌で、アイスやかき氷、パフェなどのひんやり系おやつの取材を担当。夏の企画「アイス食べ比べ特集」では4年連続「食べ比べライター」として参加し、毎回40種類のアイスを試食した胃袋丈夫です。旅先でもそこにしかないアイスを探して隙あらばスーパーやコンビニへ出没中!NY・ハーレムとニューオリンズ、映画、黒い音も好き。食はその地の文化。映画やドラマに登場するお菓子やご当地フードに興味津々です。
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