宮城県のジェラート専門店「Natu-Lino(ナチュリノ)」が手掛けた『もう蜜 ずんだチーズケーキ』。
宮城県周辺では、昔から親しまれてきた伝統的な食材「ずんだ」を使ったカップアイス。アイスクリーム万博「あいぱく®」でも人気の商品です。
ずんだとは
ずんだとは、簡単に言うと”枝豆をすりつぶしたもの”を指します。
ずんだといえば、宮城県を中心にした地域の郷土菓子「ずんだ餅」が有名です。
枝豆特有の風味はもちろん、鮮やかなグリーンの色合いも人気の理由のひとつでしょう。
宮城名物の「ずんだ」とチーズを使ったジェラート専門店ならではの創作アイスクリームです。「もう蜜」は、ただのずんだアイスではなく、ずんだを使った新しいスイーツアイスをつくろう!というコンセプトで誕生したカップアイス。宮城農高の生徒さんたちも「宮城のアイスと言えばこれ」「宮城県を代表するアイスとして知ってほしい」という気持ちで開発に臨んだそうです。
地元の学校とのコラボ商品
ジェラート専門店「Natu-Lino(ナチュリノ)」と宮城県名取市内の宮城農高と尚絅学院大が連携してつくった商品。「もう蜜」シリーズは、第1弾がミルクジェラートに蜂蜜をかけた商品でした。そこから「もう蜜」というネーミングになりました。今回の「ずんだチーズケーキ」は同シリーズの2作目となる商品です。
奇跡の牛の子孫から搾った生乳を使用
アイスの原料には、東日本大震災の津波で生き残った「奇跡の牛」と呼ばれる宮城農高の牛の子孫から絞った生乳を使用しています。
ずんだ特有の香りとコク、そこにミルクとチーズの風味がプラスされ、まるでスイーツのような味わい。
甘さはやや控えめ。なめらかなアイスの中に混ざっているずんだ豆の粒感が良いアクセントになっています。
ジェラートのおいしさの秘密
Natu-Lino(ナチュリノ)では、提携酪農家である小松牧場(宮城県加美郡)のミルクを使用しています。同牧場の牛舎には乳牛のストレスを解消するため一日中癒しの音楽が流れ、奥羽山脈水系の湧水を与那国産の珊瑚でろ過しミネラルを豊富に含ませてから与え、毎日食べる牧草は全て乳酸菌発酵させてから与えるほか、牧草に配合する飼料も乳牛一頭一頭のその日の体調に合わせて配合しいつでも乳牛が健康でいられるように徹底した健康管理のもと育てています。その生乳は、年間を通して乳脂肪分が3.8%をキープする濃厚な甘みのあるものとなります。Natu-Lino(ナチュリノ)では、毎朝牧場へ新鮮な生乳を直接取りに行き、その日のうちにジェラートにすることで新鮮で濃厚な味を実現しています。
「ずんだチーズケーキ」をイメージしてつくられているので、スイーツのようなおいしさです。
ジェラート専門店が手掛ける自信のカップアイス『もう蜜 ずんだチーズケーキ』。
ずんだ好きの人はもちろん、スイーツ全般が好きな人にもおすすめです。
投稿者プロフィール

- アイスクリーム・スペシャリスト
- 年間に食べるアイスクリームの数は1,000種類以上。2010年コンビニアイスに特化したレビューサイト「コンビニアイスマニア」を開設し、アイス評論家として活動を始める。2014年には『一般社団法人 日本アイスマニア協会』代表理事に就任。アイスクリームのスペシャリストとして TBS『マツコの知らない世界』をはじめ多くのメディアに出演。冬季のアイス市場を盛り上げるための「冬アイスの日」を制定するほか、全国から厳選したアイスが集結するイベント・アイスクリーム万博「あいぱく®」などを主宰。著書に『日本懐かしアイス大全』、『日本アイスクロニクル』(辰巳出版)等がある。
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