本州最南端のまち”和歌山県串本町”で食べられる「まぼろしのきんかんソフト」!

まぼろしのきんかんソフト

「本州最南端のまち」である和歌山県串本町。緯度でいうと八丈島とほぼ同じ位置にあります。国の天然記念物で、観光地として知られる橋杭岩の真横にある、「道の駅くしもと橋杭岩」でいただけるのが串本スイーツの「まぼろしのきんかんソフト」です。

7年ぶりに復活したまぼろしの串本スイーツ

ご当地ソフトは各地で出会ってきましたが、「きんかん」のソフトクリームは初めてお目にかかりました。和歌山といえばみかんのイメージが強いので、きんかん!?と思い少し調べてみたところ、きんかんは串本町の沖合に浮かぶ紀伊大島で栽培されているそうです。そのきんかんをピューレにしたものを混ぜ込んだソフトクリームなのですが、もともとは島内の町おこし会社が販売していました。人気が高かったものの、製造会社メンバーの高齢化に伴い2012年にお店が閉店しまい、きんかんソフトも味わえなくなってしまいました。しかし観光客から復活を望む声が多く寄せられたことを受け、観光協会やJAが連携し、2019年、実に7年ぶりに道の駅で販売が再開されました!

多くの人の想いが詰まったソフトクリームだからこそ「まぼろし」なのですね。そんなソフトクリームは、ベースのミルクも串本の尾鷲牛乳を使用しており、まさに全てが串本産という地域特産のスイーツです。

きんかんピューレの濃厚な味わい

ソフトクリームはあっさりしているのにとても濃厚でジューシー。柑橘類のえぐみも全くなく、甘酸っぱさの後にきんかんの風味が追ってきます。私は大のきんかん好きで、旬の季節には箱買いするほどなのですが、本当に風味と後味がきんかんそのもの!皮の少し大人な甘みとふんわりした柑橘感がそのまま詰まっています。ミルクも濃厚で、柑橘系アイスの中でも今まで食べたことのない香りとクリーミーさに驚きました。食べ終わった後にまたじわじわと食べたくなるタイプのアイスです。「またあれが食べたい!」「忘れられない!」という声が多かったのも頷けます。

橋杭岩と後方に広がる海を望みながら食べるソフトクリームはこれまた格別です。太陽の恵みをいっぱい受けたきんかんのジューシーさとクリーミーな喉ごしは、少し溶けたくらいが美味しいです。

ご当地ソフト好きの方はもちろん、海水浴でこの辺りを訪れる予定の人は特に!不思議な魅力のきんかんソフトをぜひ味わってみてください。

店舗情報

店名:道の駅くしもと橋杭岩
住所:和歌山県 東牟婁郡 串本町鬮野川1549-8
営業時間:9時~18時

投稿者プロフィール

ice freak
ice freakIcecream Freak
毎日アイスクリームを食べるアイスクリームに目がない翻訳者兼フリーライター。市販のアイスからジェラート/アイスクリームショップ、お取り寄せ品に国内外のご当地アイスまでとりあえずアイスは欠かさずチェック!辛口評価もしており、「美味しい」だけじゃない本音の口コミを読者や企業に届けたいライター。海外育ちなため、日本のアイスの繊細さと上品さ、メーカーのこだわりを海外に届けたい夢も持っている。Ice cream is better than any therapy!
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