東京から南へ約200km、伊豆諸島に属する御蔵島。竹芝客船ターミナルからフェリーで7時間半の小さな島の、とっておきのジェラートをご紹介します。(※本記事はコロナウィルス蔓延及び緊急事態宣言前に訪れた時の情報に基づいています。最新の情報は島の案内等をご確認ください)
御蔵島は野生のイルカと泳げることで有名な島です。一方で天候の影響を非常に受けやすく、海の状況によっては船が着岸できないこともあり、フェリーは「条件付き出航」となっています。ダイビングが趣味でもある私は、イルカと泳ぎたい一心で島を訪れました。運よく海も凪いでいて、東京を夜に出て翌朝には到着しました。
ご夫婦が営む商店のジェラート
島にある小さなお店、「ふくまる商店」さん。ご夫婦が営んでおり、お二人がデザインされた雑貨やお土産なども販売しているお店です。
公式ホームページより
そんなアットホームなお店の一角で販売しているのが、島の素材を使った手作りジェラートです。
ベリーベリータルトやいちごのミルフィーユだけでなく、御蔵島の塩を使った塩ミルクや、あしたば、島のダイダイを使ったかぶつシャーベットなどが並びます。
一番人気のベリーベリータルトと塩ミルクの塩ダブルをいただきました。
店主のこだわりが詰まった満足度の高いジェラート
塩ミルクは、御蔵島に当たる黒潮を店主が自ら製塩されたそうです。じっくり煮出した海水塩はミネラルたっぷり!もちろん無香料、無着色の天然ジェラートなので、絶妙な甘さと塩加減です。塩っぱいのにまろやかで優しい口当たり。さっぱりとした甘さのミルクとブレンドされていました。
ベリーベリータルトは、ベースが甘酸っぱいブルーベリージェラート。そこに生のストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーがゴロゴロ入っていて、タルト風ビスケットも混ざっています。ベリーの大きさがインパクト大で、しゃりっとした歯ごたえにビスケットはサクサクしっとりで食べ応えがありました。
店主は御蔵島の明日葉を無農薬で栽培し製粉したり、冬に収穫したダイダイを圧搾して保存していたりと、どのジェラートにもこだわりが詰まっています。エスプレッソショコラには生チョコケーキまで入っており、満足度が非常に高いジェラートばかりです。
御蔵島はとてものどかで静かな島です。イルカ達と出会い、海の音に澄んだ空気、美しい景色を堪能できる上に美味しいジェラートもいただける、夢のような場所です。住所が東京都というのがなんとも不思議です。
島まで行くには遠いという方は!ネットショップもある他、2019年には日本橋高島屋に期間限定ショップとして出店もされていましたので、今後も催事情報は要チェックです!
店舗情報
店名:ふくまる商店
住所:東京都 御蔵島村550番地
営業時間:(7〜9月)7:00~14:00/16:00~18:00、(4〜6月、10月)11:00~14:00、土・祝 7:00~14:00/16:00~18:00、(11〜3月)11:00~14:00
定休日:不定休
投稿者プロフィール
- 毎日アイスクリームを食べるアイスクリームに目がない翻訳者兼フリーライター。市販のアイスからジェラート/アイスクリームショップ、お取り寄せ品に国内外のご当地アイスまでとりあえずアイスは欠かさずチェック!辛口評価もしており、「美味しい」だけじゃない本音の口コミを読者や企業に届けたいライター。海外育ちなため、日本のアイスの繊細さと上品さ、メーカーのこだわりを海外に届けたい夢も持っている。Ice cream is better than any therapy!
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