8品種のいちごを贅沢に使った「須田いちご園」の絶品ジェラート!

須田いちご園

国道沿いに数軒の観光いちご園が軒を連ねる渋川市赤城町樽エリアは、群馬県でも屈指のいちごの産地です。一画にたたずむ「須田いちご園」では、地下93mから湧き出すミネラルが豊富な水を使い、いちごを有機栽培しています。いちご狩りはもちろん、直売所に併設の工房で新鮮ないちごを使って作られる『いちごジェラート』も楽しめます。

須田いちご園

8品種の苺ジェラート

栽培されているいちごは、糖度が高く程良い酸味もある「とちおとめ」や、甘みが強く果汁たっぷりの「さがほのか」、糖度も酸度も高く味が濃厚な「よつぼし」、ジューシーで酸味が少なく甘みをはっきり感じられる「章姫」をはじめ、8品種です。私が訪れた日は全品種のジェラートが揃っており「須田いちご園」がメインで栽培している「やよいひめ」と「やよいひめミルク」のダブルをオーダーしました(8品種のうち、ミルク入りは「やよいひめ」のみでした)。いちご狩りが行われていない時期のためカップしかありませんでしたが、いちご狩りシーズンはカップかコーン好きなほうを選べるそうです。

須田いちご園「いちごジェラート」コーン

群馬県の特産である「やよいひめ」は、糖度が高くて程良い酸味もあり、風味が豊か。「やよいひめミルク」は甘酸っぱいいちごに濃厚なミルキー感が加わり、練乳をかけて食べているような気分に浸れました。

須田いちご園「いちごジェラート(やよいひめ&やよいひめミルク」

直売所で、フタ付きのカップに詰めた『いちごジェラート』も販売されていたので「かおり野」「紅ほっぺ」「恋みのり」をテイクアウトしました。

かおり野

果実の皮が橙色に近い赤色で果肉の中心部が白色だからか、ジェラートは淡い赤色でした。酸味が少なくてやさしい甘みがあり、食味はまろやか。甘い香気成分のリナロールがたっぷり含まれているだけあり、さわやかな香りが口いっぱいに広がります。

須田いちご園「いちごジェラート(かおり野)」

紅ほっぺ

果実の外側は鮮やかな赤色で、果肉の中心も淡い赤色に染まるからか、ジェラートもはっきりとした赤い色です。香り豊かで糖度が平均12~13度と高く、酸味もやや強い品種で、いちごならではの甘酸っぱい風味をしっかりと堪能できました。

須田いちご園「いちごジェラート(紅ほっぺ)」 

恋みのり

ロマンチックなネーミングの「恋みのり」は、糖度はあまり高くはないものの酸度が低いため、甘味と酸味のバランスが絶妙です。果肉の中は白い部分が多いためか、ジェラートの色は薄めですが、上品な風味でさっぱりとした味わいでした。

須田いちご園「いちごジェラート(恋みのり)」

どのジェラートも、カップのフタを開けた瞬間からフレッシュないちごの香りがフワっと広がり、それぞれ特徴が異なっていて味わい豊かでした。家族や友達とお互い違う品種のジェラートを選び、シェアしていちごの食べ比べをするのも面白いと思います。

須田いちご園「いちごジェラート」カップ

「須田いちご園」でのいちご狩りは、例年1月上旬から6月中旬まで(育成状況により異なる)ですが『いちごジェラート』はオフシーズンでも、事前に電話で伝えておけば販売してくれるとのことで、7月でも味わうことができました。ちなみに、敷地内に多目的トイレが完備されていて、オムツ交換できるベッドやチャイルドチェアも揃っているので、小さなお子様がいるご家族も安心してお出かけください!

店舗情報

◆住所:群馬県渋川市赤城町樽287-1
◆電話番号:0279-56-8473
◆営業時間:9:00〜16:00(いちごの生育状況や季節により異なるため、お電話でご確認を)
◆定休日:不定休(内容や季節により異なります)
◆ホームページ:http://suda-ichigoen.com/

投稿者プロフィール

小川郁恵(Tamura)
小川郁恵(Tamura)ライター
スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーランスのライターに。WEBを中心に雑誌や書籍など、さまざまなメディアに記事を執筆している。アイスクリームは子どもの頃から大好き!
地元の群馬県を中心に、ご当地アイスやフルーツ農場のジェラート、牧場のソフトクリームなど、さまざまなアイスクリームを日々堪能。時には子どもたちとアイスクリーム作りにも挑戦している。
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