創業当時から変わらない!昭和レトロな喫茶店の「アイスクリンモナカ」

ゼ-六

大阪のビジネス街の一角に、昭和にタイムスリップしたかのような老舗喫茶店があります。ここでいただけるのが、どこか懐かしいアイスクリンモナカです。

創業当時から変わらない!昭和レトロな喫茶店の「アイスクリンモナカ」

自家焙煎の珈琲を提供する喫茶店で提供しているアイスモナカは、創業当時から製法を変えていないそうです。食べ歩きでふらっと購入する方が多いのですが、店内で熱いコーヒーと楽しむのもおすすめです。

モナカは3口くらいと小ぶりなサイズ感。一つのお値段も安いので、複数購入するのも珍しくありません。まとめ買いする場合、食べるまで40分以内でないとお断りされます。

創業当時から変わらない!昭和レトロな喫茶店の「アイスクリンモナカ」

想像以上のパリパリモナカ

小ぶりながらモナカの皮は思いの外パリパリサクサク。中はアイスクリンなだけあってさっぱり爽やか!乳脂肪分が少なく、雪のようにふんわり溶けてきます。味はカルピスとバニラの中間のようで甘さも優しめ。アイスクリンは、乳脂肪分が少ないために温度の変化で氷が融解、再結晶しやすいため、輸送や保存の過程でシャリシャリとしたシャーベット状の食感となるんだそうです。パリパリとシャリシャリの融合は、面白い食感です。

創業当時から変わらない!昭和レトロな喫茶店の「アイスクリンモナカ」

公式ホームページ(道修町店)より

歴史あるお店と名前の由来

お店は100年以上の歴史があり、現在3代目。1913年(大正2年)に和菓子の製造販売店として誕生し、昭和の初めに「アイスクリン」 の販売を始め、戦後に洋菓子販売と喫茶店をスタートさせました。現在は本町店を含めて3店舗あります。ほど近い道修町店では、抹茶やココア、ストロベリーなどのフレーバーも提供しています。

「ゼー六」という屋号は幕末の大阪に由来します。当時の大阪は商人の町として自由闊達な気風に満ちていたといわれ、次のような言葉が残っています。

「商人には無用の贅物六つあり。いわく禄、閥、引、学、太刀、身分。これなり」これは商人の町大阪(浪速)の自由な気風、そしてそこに息づいている実力主義を表した言葉で、 ゼー六はこの「贅六」からとったものだとか。

創業当時から変わらない!昭和レトロな喫茶店の「アイスクリンモナカ」

昭和レトロなお店で、どこか懐かしいパリパリのアイスクリンモナカに出会ってみてください。

店舗情報

店名:ゼー六
住所:大阪市 中央区本町1丁目3-22
営業時間:平日 9時~18時 / 第1・第3土曜日 9時~15時
定休日:日曜・祝日・第2第4第5土曜

投稿者プロフィール

ice freak
ice freakIcecream Freak
毎日アイスクリームを食べるアイスクリームに目がない翻訳者兼フリーライター。市販のアイスからジェラート/アイスクリームショップ、お取り寄せ品に国内外のご当地アイスまでとりあえずアイスは欠かさずチェック!辛口評価もしており、「美味しい」だけじゃない本音の口コミを読者や企業に届けたいライター。海外育ちなため、日本のアイスの繊細さと上品さ、メーカーのこだわりを海外に届けたい夢も持っている。Ice cream is better than any therapy!
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