明治28年創業の伝統を誇る和菓子店「菓庵 水戸屋」（群馬県伊勢崎市）で、不思議な食感のアイスが製造・販売されています。表面がアイスキャンディーのようにシャリっとした歯ごたえなのに、中はモチモチでプルンとした弾力がある『くずバー』です。冷凍庫から取り出した直後から食べ終わるまでの間に、アイスが徐々に解凍されていく過程で少しずつ柔らかくなるため、1本で何通りもの食感を満喫できます。
満腹感を得られるのに低カロリー！
『くずバー』が独特の歯ざわりなのは、和菓子によく用いられる葛を使用しているからです。完全に解凍しても形が崩れてしまう心配がないので、手土産としても喜ばれることでしょう。家まで持ち帰るのに時間がかかってしまった場合でも、再び冷凍庫で冷やし固めることもできるのため、とても助かります。葛が入っていることで、満腹感は十分あるのに一般的なアイスよりも低カロリーなのがうれしいですね。保存料は不使用なので、安心して味わえます。
フレーバーは全6種類
「菓庵 水戸屋」で製造販売されている『くずバー』は、果肉入りの「みかん」やさわやかなラムネ入りの「サイダー」をはじめ6種類あります。今回は「ストロベリー」「ピーチ」「パイナップル」といった清涼感のあるフルーツのフレーバーや、和のテイストあふれる「抹茶大納言」を食べてみました。どのフレーバーも色鮮やかで、見た目の美しさも魅力です。
くずバー ストロベリー（ミックスベリー）
イチゴのほか、ブルーベリーとラズベリー、クランベリーの果肉がたっぷり。イチゴ&リンゴの果汁も入っていて、さまざまなフルーツの味や食感を1度に味わうことができる、贅沢な一品です。多種類の果物の風味が複雑に絡み合ったハーモニーが絶妙で、酸味は想像していたよりも少なく甘みが豊かです。
くずバー ピーチ
細かく刻んだ白桃の果肉や、果汁がふんだんに使われています。白桃をかむとシャキシャキとした小気味よい食感を楽しめて、葛を固めたぷるぷるの部分と果物、2つの異なる歯ごたえを1度に堪能できるのが魅力です。口に入れる度に桃のフルーティーな香りがじんわりと広がり、優しい甘さに癒されます。
くずバー パイナップル
所狭しとパイナップルの果肉が入っていて、ぷるぷるな食感とシャッキリとした歯ごたえの融合が印象的。パイナップル果汁も含まれていて、トロピカルな風味が濃厚です。ジューシーでさわやかな甘みが、口いっぱいに広がります。
くずバー 抹茶大納言
口に入れた瞬間、抹茶のまろやかな苦みと芳醇な香りがふわっと広がります。程良い甘さに仕上げた風味豊かな小豆もたくさん入っていて、苦みと甘みのバランスが絶妙です。
長い歴史を誇る「菓庵 水戸屋」は、伝統の味を継承しつつ斬新な味も追及し続けている和菓子店です。ショーケースに並ぶ色とりどりの商品はどれも、機械に頼らず一つ一つ手作りしています。古くから愛され続けている和菓子店が丹精込めて作り上げる『くずバー』を、ぜひ1度ご堪能ください！
店舗概要
◆店名：菓庵 水戸屋 境本店
◆住所：群馬県伊勢崎市境東224
◆電話番号：0270-74-0212
◆営業時間：9:00～18:00、定休日なし
◆ホームページ：https://www.mitoya1895.com/
投稿者プロフィール
- ライター
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スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーランスのライターに。WEBを中心に雑誌や書籍など、さまざまなメディアに記事を執筆している。アイスクリームは子どもの頃から大好き！
地元の群馬県を中心に、ご当地アイスやフルーツ農場のジェラート、牧場のソフトクリームなど、さまざまなアイスクリームを日々堪能。時には子どもたちとアイスクリーム作りにも挑戦している。
