今年の年末年始は、自宅で静かに過ごす人も多いのではないでしょうか。自宅でちょっとリッチなアイスを食べて過ごすのも年末らしい贅沢ではないでしょうか。そんな時にオススメなのが、今回ご紹介するのは、ベルギー発のグラシオアイスクリームです。
長い歴史を持つベルギーのアイスクリーム
その歴史は古く、1972年にピンティ(Pinti)というブランド名でアイスクリーム製造・宅配販売会社としてスタートしました。10年後、ピンティはドイツの大手アイスクリーム・メーカー「ショラー(Schöller)」グループに吸収合併され、ベルギー工場では世界的にも有名なアイスクリーム「ムーベンピック(Mövenpick)」ブランドを製造するようになりました。その後ヨーロッパや日本への進出やネスレグループによる買収などを経て、2004年1月「グラシオ」が正式に設立され、日本法人も「グラシオ・アイスクリームジャパン株式会社」として新たなスタートを切りました。
現在では20本の製造ラインでは年間6000万リットルのアイスクリームを生産する大手アイスクリーム会社です。
日本では、ホテルやレストランで提供されているほか、カップアイスが海外製品を扱うスーパーで売られています。
白い貴婦人ことダム・ブランシュ
そんなグラシオアイスクリームの最新フレーバーが、Dame Blanche(ダム・ブランシュ)です。もともとはフランス生まれで、フランス語で「白い貴婦人」という意味ですが、今ではベルギーの定番デザートとなっています。
バニラアイスクリームの上にホットチョコレート、ホイップクリームとワッフルを乗せたデザートです。チョコレート大国らしく温かいチョコレートにこだわるのがベルギー流で、レストランでは独自のチョコレートソースをかけて提供するそうです。定番はダークチョコレートソースに生クリームを混ぜるのですが、ミルクチョコレートを使用したり、チョコレートチップを足したり、アイスクリームをバニラではなくコーヒーやチョコレートにしたりと様々な「ダム・ブランシュ」が存在します。
このアイスは、クリーミーなバニラアイスにチョコレートソースを混ぜて表現しています。
濃厚なチョコレートソース
蓋を開けるとソースが!冷凍庫から出したばかりなのに、固まっていないことにびっくりしました。こんなにチョコレートソースがしっかり入っているカップアイスはあまりないと思います。
バニラアイスはもったりしており、ソースはかなり甘め。ハーシーズのソースなどとは少し異なり、甘いけれどコクもあり、アイスとしっかり混ぜて食べることをお勧めします。アイスが溶けてくるとそれだけでソースをたっぷりかけたかのようなデザートが出来上がります。
これだけでももちろん美味しいのですが、生クリームやワッフルを足して本格的なダム・ブランシュ作りに挑戦したり、クッキーやスポンジ、フルーツを足してみても美味しいでしょう。ベルギーのアイスクリーム、ぜひ食べてみてください。
投稿者プロフィール
- 毎日アイスクリームを食べるアイスクリームに目がない翻訳者兼フリーライター。市販のアイスからジェラート/アイスクリームショップ、お取り寄せ品に国内外のご当地アイスまでとりあえずアイスは欠かさずチェック!辛口評価もしており、「美味しい」だけじゃない本音の口コミを読者や企業に届けたいライター。海外育ちなため、日本のアイスの繊細さと上品さ、メーカーのこだわりを海外に届けたい夢も持っている。Ice cream is better than any therapy!
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