「2014東毛ご当地グルメ&スイーツグランプリ高校生編」にて、群馬県の東毛エリアにある高校に通う生徒がおすすめする「自慢の一品」として認定された『アイスまんじゅう』。きめ細かな特製のこしあんを新鮮な牛乳アイスで包み込んだ、コロンとしたフォルムの和風アイスです。
『アイスまんじゅう』は、群馬県桐生市のパン屋「シロフジ」で製造・販売されています。多彩なパンやブランデーケーキ、カステラサンドのシベリアなどに引けを取らない人気で、昭和から愛されているロングセラーのアイスです。有名人も買いに訪れることがあるほど評判で、さまざまなメディアでも紹介され話題になっています。
※上記の写真は「上州・村の駅」(群馬県渋川市)で撮影した『アイスまんじゅう』売り場
昭和20年代から変わらない伝統の製法
おまんじゅうをアイスにしたような食感と味を想像していたのですが、おまんじゅうとはまったく別物。アイスキャンディーが自転車で移動販売されていた時代を彷彿とさせるような、素朴で懐かしい味わいです。
『アイスまんじゅう』は昭和20年代に先代が考案し、令和に入った現在でも変わらない製法を守り続けています。厳選した特注の素材を使い、直焚きの手練りしたこしあんの上から濃厚なミルクアイスを流し込んで、1つ1つ丁寧に作り上げています。富士山や海が描かれた、シンプルでレトロなパッケージのデザインにも心惹かれました。
ミルクアイス&小豆の風味が濃厚なこしあんのハーモニーが絶妙
封を開けると、ずっしりとした重さの存在感あるアイスが登場します。ミルクの部分はシャリシャリっとした食感で、香りが豊かながらあっさりとした味わいです。半分から上にぎっしりと詰まったこしあんは、小豆の風味がしっかりと感じられ、甘さは控えめ。ミルクアイスの部分より柔らかく、後味がすっきりとしています。さっぱりとしたミルクアイスと優しい風合いのあんこのバランスが絶妙で、食べ終わった後にはほっこりとした気分に。暑い日はもちろん、寒い季節でもコタツにあたりながらまったりと食べたくなるような、心安らぐアイスです。
季節により異なる『アイスまんじゅう』のおいしい食べ方は?
しっかりと凍らせてあるため、涼しい日は冷凍庫から出してすぐの状態では硬すぎて食べられないことも。春・秋・冬は常温でしばらく置いておくと柔らかくなり、食べ頃になります。常温を保つ時間の目安は約10分ですが、室温や気温によっても異なるので、食べる日のコンディションに応じて調整してくださいね。
夏は、冷凍庫から出してすぐに食べることができます。あんこが詰まっている上のほうより、ミルクアイスがメインの下のほうが溶けやすいので、地元・桐生市では下から上に向かって食べ進めて行く方が多いようです。
贈答用としても好評!
製造している「シロフジ」だけでなく、地元のコンビニなどでも『アイスまんじゅう』を購入できますが、群馬県桐生市まで買いに行けない方もご安心を。「シロフジ」では、通販でも『アイスまんじゅう』を販売しています。インターネットや電話で手軽に注文可能です。贈答用としても喜ばれている評判の『アイスまんじゅう』を、ぜひ家族や友人たちとご堪能ください!
店舗概要
◆店名:シロフジ(シロフジ製パン所)
◆住所:群馬県桐生市相生町1-298-9
◆電話番号:0277-53-5115
◆営業時間:10:00~18:00
◆定休日:月曜日、第2・第4日曜日
◆https://shirofuji.ocnk.net/
投稿者プロフィール
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スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーランスのライターに。WEBを中心に雑誌や書籍など、さまざまなメディアに記事を執筆している。アイスクリームは子どもの頃から大好き!
地元の群馬県を中心に、ご当地アイスやフルーツ農場のジェラート、牧場のソフトクリームなど、さまざまなアイスクリームを日々堪能。時には子どもたちとアイスクリーム作りにも挑戦している。