猿ヶ京温泉の源泉掛け流し日帰り温泉施設「まんてん星の湯」(群馬県みなかみ町)で堪能したソフトクリームが、最近とても印象に残っています。手作り体験施設や飲食店などが集積した「たくみの里」の豊楽館で販売されている、豊楽味噌を使った『豊楽味噌ソフトクリーム』です。一風変わった『豊楽味噌ソフトクリーム』だけでなく、オーソドックスな『バニラソフトクリーム』もおすすめです。
豊楽味噌とは?
みなかみ町産コシヒカリを原料にした自家製の米麹と、厳選した国産大豆を使い、伝統の製法で手作りする豊楽味噌。コシヒカリは、全国のお米コンクールで金賞を受賞した農家が栽培する上質なものです。
豊楽味噌は、秋に収穫したばかりの鮮度の高いお米や大豆を使い、冬の寒さを利用して仕込んでいます。寒仕込みには、低温でゆっくり時間をかけて発酵させることで、旨味を存分に引き出せるというメリットが。気温が低いため、雑菌が繁殖しにくいのも利点です。
豊楽味噌ソフトクリーム
豊楽味噌をブレンドした「まんてん星の湯」オリジナルのソフトクリームです。確かに味噌の芳醇な風味はしっかり感じられるものの、特有のクセはなくさっぱりとしています。生乳ソフトクリームのすっきりとした甘さと豊楽味噌のほのかな塩味がコラボレーションし、甘じょっぱいキャラメルにも似た不思議な味です。コクがある奥深い味わいで、後引くおいしさ。バターとアーモンドの香りが印象的なサクサクとしたコーンの1番下まで、クリームがぎっしり詰まっていて、食べごたえがありました。
クリームの色は一見すると『バニラソフトクリーム』と同じくらい白く、写真でははっきり見分けがつきませんが、よく見るとほんのり茶色の自然な味噌の色をしています。
バニラソフトクリーム
ミルキーでバニラの香りが癒してくれる一品。生乳のコクや風味が豊かで、甘さは控えめでしつこくなく、さっぱりとしています。『豊楽味噌ソフトクリーム』と同じく、コーンの底までクリームが入っていて、クリームとコーンのハーモニーを最後までたっぷり楽しめました。
どちらのソフトクリームも、底が平らなためスタンドがなくてもテーブルに立てて置くことができるので、テイクアウトする際にも快適に味わえるのではないでしょうか。
ソフトクリームは、大きな窓やテラス席から山々や赤谷湖の壮麗な風景を望める館内レストラン「かざ車」で提供されています。私が訪れた時はちょうど紅葉シーズンで、赤や黄色に色づいた鮮やかな景色が、ソフトクリームを食べる楽しみを盛り上げてくれました。
「かざ車」では、自社農園や地元の採れたて野菜、赤城どり、上州麦豚など、群馬県産の上質な素材を使った料理を豊富に取り揃えています。温泉でリフレッシュしたあとやおやつタイム、食後のデザートなどにぜひ、「まんてん星の湯」特製のソフトクリームを味わってみてください!
店舗概要
◆店舗名:まんてん星の湯
◆住所: 群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉1150-1
◆電話番号:0278-66-1126
◆営業時間:10:00~21:30(入館受付は20:30まで)
◆定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
◆ホームページ:https://www.mantenboshinoyu.com/
投稿者プロフィール
-
スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーランスのライターに。WEBを中心に雑誌や書籍など、さまざまなメディアに記事を執筆している。アイスクリームは子どもの頃から大好き!
地元の群馬県を中心に、ご当地アイスやフルーツ農場のジェラート、牧場のソフトクリームなど、さまざまなアイスクリームを日々堪能。時には子どもたちとアイスクリーム作りにも挑戦している。