約6.5万平方メートルの広大な敷地内にさまざまなフルーツの農園が集積し、四季折々の果物狩りを1年中楽しめる「モギトーレ」(群馬県みなかみ町)。開放的なGardenレストランやスタイリッシュなレストラン&カフェなど、園内の食事スペースでは、採れたての果物をたっぷり使ったジェラートやフルーツケーキ、果樹園ゼリーなどの自家製スイーツを味わえます。
ジェラートは、地元・みなかみ町産の牛乳をベースに、「モギトーレ」のもぎたてフルーツや地元の農家などから仕入れた果物・野菜をふんだんに使用。50種類以上あるレシピの中から、季節に合わせた食材で作り上げています。何味のジェラートが登場するかは、その日のお楽しみです。
ジェラートは、カップでのみ提供されます。シングル・ダブル・トリプルの中からサイズを決めて食券を買い、ショーケースに並んでいる中から好きなフレーバーを選ぶシステムです。私はトリプルで『ブルーベリー』『花豆』『キャラメル』を味わってきました。
トリプル
『ブルーベリー』は、ナチュラルで素朴な色味ながら、確かにブルーベリーの味。果肉だけでなく皮まで入っていて、なめらかな舌触りの中にザラッとした感触もあり、さまざまな食感を楽しめます。酸味はあまりなく甘さも控えめなので、どんどん食べ進みました。
『花豆』を贅沢に使ったジェラートも、皮まで入っており、皮となめらかな部分の変化に富んだ歯触りを満喫できます。どことなく小豆のあんこにも似た、花豆の風味やコクが豊かです。
『ブルーベリー』と『花豆』のジェラートはどっしりとした質感だったのに対し、『キャラメル』はやわらかめで軽やかな感触なのが印象的でした。ミルキーで甘味がたっぷり。お菓子のキャラメルをジェラートにしたような、親しみのある濃厚な味わいです。
ショーケースに並んでいるジェラートのほかに、フタ付きカップに詰めたジェラートも販売されています。ショーケースとフタ付きカップでは、販売されている種類が異なる時もあるので、好みのフレーバーがあるか、どちらも要チェックですよ。
フタ付きカップのジェラートからは『いちご』『ぶどう』『マロン』『かぼちゃ』を選びました。
いちご
見た目はナチュラルな淡いピンク色ですが、味はしっかりいちご。ツブツブもたくさん入っていて、果肉たっぷりなことがうかがえます。ミルクの風味もたっぷりで、いちごが主張し過ぎておらず、バランスが絶妙です。
ぶどう
ぶどうのジューシーな甘さが口の中いっぱいに広がり、溶けていく度にフルーティーな香りが鼻を抜けていきます。ぶどうペーストの濃厚な旨みが牛乳の風味と融合し、甘さがしつこくなく最後までさっぱりと味わえました。
マロン
さわやかな口当たりの牛乳と、栗の芳ばしい香りが調和。コクと風味を凝縮させたような深みのあるマロンペーストが使われていて、栗本来の豊かな香りと自然な甘さを満喫できます。
かぼちゃ
鮮やかな黄色が食欲を掻き立てます。牛乳の風味も加わっているものの、甘みがやや強いカボチャそのものを食べているかのようにカボチャが際立っていて、病みつきになりそうです。他のフレーバーはシャリシャリっとした食感でしたが『かぼちゃ』はややなめらかな舌触りでした。
ジェラートは単品でももちろん堪能できますが、フルーツ狩り+BBQ+ジェラートの「バーベキューセット」や、フルーツ狩り+好きなスイーツ1品+ドリンクの「スイーツセット」という、セットプランでも楽しむことができます。園内では、芝生広場やアスレチック遊具で伸び伸び遊んだり、世界のりんご散歩道で散策したりと、体を動かして過ごすことも可能。カフェスペースにもなるツリーハウスからは果物農園や山並みを見晴らせて、夏は噴水広場で水遊びを満喫できます。
フルーツ狩り後・食後のデザートや、たくさん遊んだあとのおやつタイムなどに、フルーツたっぷりの「モギトーレ」特製ジェラートを味わってみませんか?
施設概要
■施設名:みなかみフルーツランド モギトーレ
■住所: 群馬県利根郡みなかみ町新巻5-10
■電話番号: 0278-64-2800
■営業時間:10月〜5月 10:00〜16:00、6月〜9月 10:00〜17:00
■定休日:年末年始のみ休館予定
■ホームページ: https://www.mogitore.jp/
投稿者プロフィール
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スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーランスのライターに。WEBを中心に雑誌や書籍など、さまざまなメディアに記事を執筆している。アイスクリームは子どもの頃から大好き!
地元の群馬県を中心に、ご当地アイスやフルーツ農場のジェラート、牧場のソフトクリームなど、さまざまなアイスクリームを日々堪能。時には子どもたちとアイスクリーム作りにも挑戦している。